
【活動レポート】島根県理学療法士会の皆様と「しまねのリハビリテーションの未来」を語り合いました!

本日、島根大学医学部附属病院にて開催された「しまねのリハビリテーションについて語り合おう」合同研修会・意見交換会に参加してまいりました。
現場でリハビリテーションを支える理学療法士の皆様、そして国・県・市の議員有志が集い、島根が直面する医療・介護の現場課題や未来への提案について熱い議論を交わしました。
国が示す「攻めの予防医療」の実現に向けて。
これまで理学療法士法などの法律上、リハビリは「病気や障害のある方へのアプローチ」が中心とされてきました。しかし、超高齢社会を迎える中で、病気になる前・悪化する前の予防的アプローチ(攻めの予防医療)こそが、県民の健康寿命を延ばし、地域の暮らしを守るカギとなります。
国の政策(骨太の方方針や厚生労働省における「リハビリテーション統括調整室」の新設など)でもリハビリの重要性は大きく注目されていますが、法改正や実際の現場運用との間にはまだ課題が残されているのが現状です。
◾️島根県が直面する3つのリアルな現場課題
意見交換会では、現場の生々しい声や具体的なデータに基づいた課題が次々と共有されました。
【①人材育成と養成校を取り巻く壁】
県内には理学療法士の養成施設(専門学校)が4校ありますが、少子化などの影響もあり、定員充足率は約6割にとどまっています。
さらに、高校生の進路希望調査では「医療・福祉」と一括りにされており、リハ専門職を目指す若者の実態把握が難しい現状があります。また、大学志向の高校生が県外に流出し、そのまま戻ってこないという課題も指摘されました。
【②広大な地域を守る「移動コスト」と「社会資源」】
訪問リハビリの現場では、片道数十分から1時間以上かけて移動するケースも少なくありません。都市部に比べて移動コストや時間が大きくかかり、限られたスタッフで地域全体をカバーすることの難しさや収益面での格差が浮き彫りになっています。また、医療的ケア児への訪問リハビリ機会の不足も大きな地域課題です。
【③早期介入・在宅復帰をはばむ「診療報酬・査定の課題」】
現場で早期リハビリを精力的に進めようとしても、制度上の制約(査定)によって提供量が抑えられてしまい、結果として在宅復帰率が下がってしまうという悪循環も報告されました。
医療や介護、そしてリハビリテーションは、島根で暮らす県民の皆様の「当たり前の日常」と「笑顔」を陰で支える大切な基盤です。
10年後、20年後も誰もが安心して自分らしく暮らせる島根県であり続けるために。
現場で汗を流す専門職の皆様としっかりスクラムを組み、課題解決に向けた政策実現に全力で取り組んでまいります!









