出雲市今市町大規模火災について(第5報)

2026年6月23日の夜、出雲市今市町大規模な火災が発生からまもなく1か月です。

この1か月、他の事柄は少し後回しにして、日々火災の対応に奔走する日々でした。当日の避難所の立ち上げに始まり、クラウドファンディングの立ち上げ、国の法律と前例の調査、島根県・出雲市との支援メニューの協議、被災者の方々の状況確認と関係機関との連携。

「被災された皆さん」と「思い出の詰まったまち」をなんとかしたい。その想いで駆け抜けた1か月でした。

まだまだスタートラインに立ったばかりですが、出雲市・島根県の支援メニューの方向性が出ました。そして本日、瓦礫の解体・撤去が始まりました。

ここまでのレポートを書き記します。

■ いま、現地で起きていること
本日7月21日(火)より、商店街・今市の自治会・被災者の皆様と共につくった復興プロジェクト主体で、瓦礫の解体・撤去がスタートしました。

約1か月そのままだった瓦礫が撤去されるのを見て、「少し前進したことに前向きな気持ちになれた」と漏らされた被災者の方の言葉が印象的でした。

工事は2段階で進みます。まず第1段階として、市道に出ていた瓦礫の撤去と道路沿いの一部解体を来週まで進めます。

その後、道路管理者である出雲市が仮囲いを設置します。

8月8日には中町商店街をはじめとした中央通りで盆踊り・夏祭りが開催予定で、それまでに仮囲いの設置を終えられるよう動いています。その後、第2段階として東側から全体の解体・撤去に入ります。

瓦礫の全撤去には、ここから1~2か月かかる見通しです。

現場では「迷ったら止める」を合言葉に、思い出の品や貴重品は手作業で確認しながら仕分ける、被災者の方の立ち合いに最大限配慮するなど、機械的に壊すのではなく、一軒一軒の暮らしの記憶に寄り添った丁寧な工事が行われています。

■ 出雲市・島根県の支援メニュー

本日7月21日、島根県は知事の専決処分により総額4,085万円の補正予算を決定しました。出雲市も7月末の臨時議会に支援策を提案する予定です。主な内容をご紹介します。

【事業者の方へ(県・市共同)】
・店舗の改修・修繕費、備品購入費等:
事業費の3分の2を補助(上限200万円)
・仮店舗・新店舗の家賃:
月10万円まで、最長24か月(上限240万円)
・県制度融資「災害復旧資金」利用時の信用保証料の一部を補助

【商店街へ(県・市共同)】
・アーケード等の撤去・修繕:
1商店街組織あたり事業費1,800万円まで
6分の5を補助(上限1,500万円)

【被災された方へ(出雲市)】
・火災ごみの撤去等を含む生活再建支援金等が検討されています。来週の市議会で議論され、審議予定と聞いています。


火災は地震や豪雨と異なり、国の被災者生活再建支援法や災害救助法が適用されません。がれきの撤去も、法律上は所有者の責任が原則です。
この制度の壁を前に、市・県と協議を重ね、市が主導して一体的に撤去を進める形と、上記の支援メニューをつくってきました。それでも、すべてを公費で賄うことは制度上できません。だからこそ、次のお願いです。

■ クラウドファンディング、残り10日です

地元有志で立ち上げた「今市大規模火災復興支援プロジェクト」のクラウドファンディングは、7月31日までです。
残り10日となりました。

これまでに全国から多くのご支援と、1,500件を超える応援コメントをいただいています。本当にありがとうございます。

撤去・解体には4000万円規模の費用がかかる見通しです。公的な支援金充ててもなお足りない部分を、このクラウドファンディングで支援をする見通しです。

皆様の支援が、瓦礫の撤去を進め、被災された方々が再建へ踏み出す力に直結します。

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引き続き、被災された皆様とこのまちのために全力で取り組みます。