【ご報告】島根県議会・代表質問に登壇しました

9月16日、島根県議会9月定例会で、会派を代表して40分間、知事・教育長らと議論しました。傍聴やネット中継でご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。やりとりの要点をご報告します。

◾️今後の県財政・消費税減税への対応

食料品の消費税減税について知事は、県内の農業経営体の9割以上が免税事業者等であることから「影響は広範に及ぶ」との認識を示しました。
飲食店の外食離れの懸念も共有され、「テイクアウトに移行すればよいという国の支援策のままでは、店で食事を提供する仕事が失われかねない。消費喚起をしない今の方針でよいのか」と踏み込んだ答弁があり、国に十分な支援を求めていくと表明されました。

10年先を見据えた長期財政推計の提案には「推計期間が長いほど不確実性が高い」と慎重な答弁でしたが、将来見通しに幅があることを県民と共有する重要性は認められました。ここは引き続き提案を続けます。

◾️未来を見据えた地方自治

市町村役場の人手不足について知事は「構造的に不足している」「知識やノウハウの継承が難しくなり、行政サービスの水準維持に課題が生じ得る」と、危機感を明確に認めました。そして、AI等のテクノロジーを踏まえた県職員の人員計画については「次期計画の策定時に、行政需要の変化や採用状況、AIなどの普及状況を踏まえて改めて目標を検討する」との答弁を得ました。私の提案が今後の計画づくりに位置づいた、大切な一歩です。

◾️農業・米の持続可能性

概算金への生産現場の失望を伝えたのに対し、知事は「この状況が続けば後継者の確保が難しくなり、米の安定供給に支障をきたしかねない」と同じ危機感を示しました。国の備蓄米買戻し21万トンは「不十分」として、数量の積み増しを引き続き国に求めると明言。高温に強い県の新品種「つぶきらり」の導入準備も進みます。

◾️藻場の再生について

海の生態系の土台である藻場について、県内の実施地区で海藻の繁茂が確認され「成果が出つつある」との評価。今議会の補正予算に計上されたクロノリ陸上養殖の実証は、技術が確立されれば漁業者や市町村と事業化を検討すると答弁がありました。

◾️出雲縁結び空港の席数減少について

機材更新による座席減少に対し、県はすでに日本航空へ「増便等により現在の座席数を維持するよう」要望しており、協議を続けると答弁。あわせて、出雲—仙台線が10月25日から季節便として再開することも紹介されました。運用時間の延長も見据え、路線の維持・拡充を求め続けます。

◾️広域医療の今後

高度医療が東部に集中する中、圏域を越えて治療を受けた患者さんが地元に戻って療養を続けられる「下り搬送」の体制について、病院間の連携ルールを整えて支援しているとの答弁。策定中の新たな地域医療構想でも、地域の実情に応じた体制を作ると表明されました。

◾️これからの教育と学力観・不登校生徒の学びの保障

「AI時代にどんな学力を育てるのか」との問いに、教育長は「知識の量を増やすことより、知識を結びつけ、生活と関連づけて活用する学びに変わってきている」と答え、知識・技能に、探究による思考力、地域との協働による主体性を合わせた総合的な学力観が示されました。海外からの長期留学生の受け入れは「現状は実現していない」ものの、帰国子女等の受け入れ経験を踏まえ「各高校で受入体制の研究をしていく」と、初めて前向きな方向が示されました。

一方、私が3年間問い続けてきた通信制高校の非活動生徒への支援は、実態確認の取組は答弁されたものの、まだ道半ばです。不登校の子どもたちの学びの保障とあわせ、これからも粘り強く取り組みます。

◾️アーカイブ配信

質問と答弁の全編は、島根県議会のインターネット中継ページから録画でご覧いただけます。
https://shimane-pref.stream.jfit.co.jp/

いただいた声を議場に届け、答弁という形で県の考えを引き出すことができました。ここからが本番です。前進した項目は実行を追いかけ、平行線だった項目は次の質問につなげます。