島根県・鳥取県合同合区解消キャラバン

2023年10月15日
今日は、青年局の仲間とともに、山陰を益田・浜田・出雲・松江・米子へと約200km移動しながら、
それぞれの地域で合区解消の街頭演説をしてまわりました。
合区は、1票の格差が問題となり、2016年から人口減少の進む都道府県をまとめて
1つの選挙区とする参議院選挙の仕組みです。
島根は鳥取と同じ選挙区にされ、鳥取の端から島根の端まで、約320kmの範囲を
1人の国会議員で意見を拾い上げることになりました。
これは、直線距離にすると東京から名古屋や仙台までのエリアを1人の国会議員がみるのに値します。
この状況で、本当に地方の、山陰の、島根の課題をつぶさに拾い上げ、
国会に届けることができるでしょうか。
案の定、320kmの広範囲に渡るエリアをカバーすることは困難であり、身近さを感じる機会も減り、
県民の政治離れに繋がっていることを、他の全国の地域と合区選挙区での投票率の減少率が
物語っています。
ただ、現在の憲法の下においては、人口割で定数が決まることになっているため、
このような状況がうまれています。
ただ、世界のOECD諸国38カ国の中でも、都道府県や州をまたいで配置している国はないです。
このグローバルスタンダードも鑑み、しっかりと地方の声も反映していく仕組みづくりを
進めねばなりません。
そんな問題意識を街頭演説という形で、1人でも多くの人と共有するべくお話しさせていただきました。
足を止めて聞いていただいたり、手を振っていただいたり、
大変多くの方が訴えに対して背中を押してエールをくださいました。
ありがとうございました!

