【島根県西部視察@江津市】

2025年01月21日

今日は、島根県の執行部と江津市に視察へ!

最初は、少ロット50Lからクラフトビールがつくれる醸造所を立ち上げた石見麦酒。

全国からオリジナル地ビールの開発の依頼や研修生が毎週のようにきて惜しみなくノウハウを伝え、
350万からはじめられるクラフトビールの醸造所の展開を支える石見麦酒。

現在、全国800あるクラフトビールの醸造所の1割(75ヶ所の醸造所)は、石見麦酒で醸造技術を学んだ人たち。

大量生産ではない、小さいけどきらりと光る地域のものを掛け合わせ地ビールがつくれるのは、
あらゆるまちの夢のひとつだろう。

そんな小さなまちの小さな夢を叶えるブリュワリーのビジネスモデルと思想に感動した。

そのあとは、有福温泉に移動して、『有福温泉再生プロジェクト』の話を聞いた。

最盛期に約20軒あったものの、温泉地間の競合や旅館火災などで3軒に減少。1300年を越える歴史を
刻んだ名湯を次世代につなぐため、官民が20年以降、観光庁の補助事業を活用するなどし宿泊や飲食
施設の改修や誘致を進め一連の再生事業により、宿泊施設は10軒に増えた。

そして、有福温泉の宿泊客数は、夏休みシーズンの7月は前年同月比で73・4%増(1236人)、8月も
47・0%増(2121人)と著しい伸びを記録したのだという。

また、このまちと掛け合わせで行う保育園留学の取り組みは、島根県にしかできない自然の中で
学ぶ保育園の教育に魅せられ高いお金を払って、都会から多くの家族がリモートワークしながら
2週間ちかく滞在する。

人口減少が進む中で、新しい風を吹き込む関係人口を取り込むフックとしての保育園留学に可能性を感じた。

現場には、想いを持ってこの地域をなんとか次の世代に残そうと汗をかく大人がいる。
それこそが次の若い人の希望になる。

人が灯火を掲げるかぎりまちはある。
一人ひとりの意志でまちはつくられる。

そんな原点に立ち返る機会でもあった。
また県職員の若手の方々と同じ現場を見て、議論することで感じることもたくさんあった。

明日も現場をみて島根の未来を彼らと議論したい。
現場にしか答えはない。


島根県議会議員 森山ゆうすけ
“次代に誇れる故郷をつくり
 次代に残したい未来をつくる”

1990年3月生まれ(34歳)
1児(2歳)の父 

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