【島根県の保有する水産練習船 神海丸】
2024年05月22日
島根県内にある隠岐水産高校・浜田水産高校の生徒が、実習で活用する水産練習船 神海丸の調査へ。
日本のさまざまな港に寄港し研修を行ったり、遠くはハワイに遠洋漁業の実習にもいったり。
船の設備や機能や水産高校の実習の様子
何より島根の水産高校の海技士の合格率の高さや実績は全国でもトップレベルであることを知りました。
課題は、2013年にできた船であるがゆえに老朽化が少しずつ進んでいることと、この船で学んだ学生は、
国も、大企業も喉から手がでるほどほしい人材であるがゆえに活躍のフィールドを島根ではない場所で
選択をする学生が多いこと。
そういう人材を育てることができていることは素晴らしいと思う反面、そういう人材に選ばれるフィールドや
環境を島根でつくっていかねばならんと思いました。
小さい頃から航海士や漁師になることが身近な職業になく、選択肢になかった私からすると知らないこと
ばかりで興味深いことだらけでした。
漁師も平均年齢56.7歳と高齢化し、海に関わる仕事も人手不足が進んでいます。
未来の水産資源と海を守る人づくりと若者に選ばれる環境をここでも痛感し、危機意識を強めました。
県としてできることを執行部と考えていきたいと思います。