【レポート】

ノーベル平和賞・日本原水爆被害者団体協議会の本間会長講演—本日、島根県議会の勉強会にて、
昨年ノーベル平和賞を受賞された日本原水爆被害者団体協議会(被団協)会長の本間恵美子さんの
講演を拝聴しました。
太平洋戦争における原爆被曝の歴史や被爆者の声、そして被団協の長年の活動が評価され、ノーベル
平和賞を受賞した経緯についてお話がありました。本間会長は、フリードネス委員長のスピーチを
引用しながら、核兵器の非人道性とその廃絶の必要性を強く訴えられました。
特に印象的だったのは、「核兵器に依存する世界秩序では、文明の存続は困難である」という言葉です。
これは、被爆者の証言を通じて私たちが学ぶべき最も重要な教訓ではないでしょうか。
国際社会では、いまだに各地で戦争や紛争が続き、核兵器の脅威も高まりつつあります。ウクライナや
中東の危機、そして各国の軍備拡張が進む中、私たちは戦争や核兵器がもたらす悲劇を改めて考え、
平和の大切さを再認識しなければなりません。
また、戦争や被曝の記憶を直接語ることのできる方々が年々少なくなっている今、次世代に戦争の
悲惨さと平和の尊さを伝えていく責任は、私たち一人ひとりにあるのだろうと思います。 過去から
学び、記憶を風化させず、未来へと語り継ぐことこそが、二度と同じ過ちを繰り返さないために最も
重要なことではないかと改めて感じました。
島根県としても、次世代に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えていくことが求められます。
「核なき世界」の実現へ向けて、私たち一人ひとりが何をすべきか、改めて考えさせられる貴重な学びの機会となりました。
今日の学びをより多くの方と共有し、平和への歩みを進めていきたいと思いました。
読んでいたみなさんありがとうございました。
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島根県議会議員 森山ゆうすけ
“次代に誇れる故郷をつくり
次代に残したい未来をつくる”
1990年3月生まれ(34歳)
1児(2歳)の父


