■空き家の問題@出雲

2023年02月21日
昨日は、空き家問題に取り組むNPO法人の月例会に参加。
というのも、この数ヶ月市内を歩いていて空き家の多さをとにかく実感していて、その対策をしているNPOがあることを知り気になったのでお願いをして参加させていただきました。
島根は全国トップ10に入る空き家率の高い県です。全国でもこの20年で1.5倍に。
出雲市内でも、空き家となっている家屋が2021年4月時点で、2652軒にのぼります。
しかし、相続人の高齢化や家屋の老朽化、権利関係の問題などで空き家だからすぐに活用できるものでもなく、課題が複雑化しているのが現状。
そして、今日参加しておもしろかったことはこのNPO法人の成り立ちと構成するメンバーの方々たちです。
出雲の中心市街地である今市の地盤沈下を憂いた有志のメンバーが中心となり、空き家対策をしていくNPOが立ち上がったということ。
そして、この空き家の課題にあたっていくNPOの定例会の構成員が、行政の担当課の方はもちろん、司法書士、行政書士、宅地建物取引士、不動産業者、解体業者など多種多様な専門家であること。
有志の取り組みがここまで課題意識を共有し、セクターや立場を超えたコレクティブな組織をつくれていることがおもしろいなと。
出雲の遊休資産を流通させていくための大事な仕組みを挑戦事例から成功事例にしていくために引き続き学んでいき、お役立ちできるように頑張りたいと思いました。

