【肉牛を育てる畜産農家の現場最前線】

本日、出雲市上津町で、肉牛を育てる畜産農家を営む同級生のもとを訪問しました。
県民の皆さんに畜産をもっと身近に感じてもらうため、今回学んだことをまとめました。
◾️畜産を支える最新技術と手間暇
皆さんはスーパーに並んでいる和牛が、どのようにして育つかご存じですか?
今回の訪問で、牛の繁殖には**「人工授精」**が用いられていることが多いようです。
まるでサラブレッドのように、血統の良いオス牛の精子を選んで、霜降りの度合いなど
肉質を向上させるために活用されているそうです。
また、牛は人間と同じように、妊娠期間は約10ヶ月。お母さん牛は、8〜10回ほど出産します。
出産時も人間と同じように難産になることがあり、無事に生まれてくるまで片時も目が離せないそうです。
◾️意外と知らない「お母さん牛」の役割
子牛を産むお母さん牛は、一生を子育てに捧げるわけではありません。出産を終えた後、お母さん牛は
食肉用として出荷されたり、市場で取引されたりします。
お母さん牛の寿命は20年ほどですが、子牛を産めるのは10歳くらいまで。それまでの間、おいしいお肉
のために頑張ってくれているのですね。
◾️畜産農家さんの工夫と情熱
餌代が高騰する中、こちらの農家さんでは、お米を育てる田んぼで飼料となる牧草も自家栽培していました。
また、牛は暑さに弱いため、特に夏場は扇風機やミストで牛舎を涼しく保つなど、牛の健康管理に
細心の注意を払っていました。
「牛が好きだから」というシンプルな理由で、家族3人で牛たちに愛情を注ぎ、丁寧に育てている姿が
印象的でした。私たちが普段食べているおいしい牛肉は、農家さんの惜しみない手間と情熱によって
作られていることを改めて実感。
今回の訪問で、畜産という仕事の奥深さや大変さを肌で感じることができました。
農家さんが丹精込めて育てたしまね和牛は、まさに島根の誇りです。ぜひ、多くの皆さんに味わって
いただきたいと強く思います。
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