【自然農法を学びに静岡県へ】

2024年05月12日
静岡県の大仁農場へ
自然農法の先駆けとして、40年前から自然農法をはじめた大仁農場。
化学肥料を一切加えず土づくりを進め、いまでは有機の堆肥も加えず土の力のみで農作物をつくる
土壌ができている。
仮説検証を繰り返しながら、データをとり、作物にとっての適地を探し、適作する。
土そのものが本来作物を育てる力を持っているという前提に立って、その力を引き出すための環境を
探り続けるという言葉に、分野は違えど人を育てること、教育と通じるものが多分にあったことに
妙に納得した。
そして、40年の仮説検証を続けてきた土の柔らかさに驚き、その土からできた農作物の定食は素材の
おいしさに感動した。
現在、日本の食料自給率は38%(カロリーベース)で、農業従事者の平均年齢は、68.4歳。
そんな中で、日本も2050年に農林水産業のC02ゼロエミッション化の実現や、耕地面積に占める有機農業
の取り組み面積を25%、100万haに拡大することを掲げている。
食を考えることは、我々の命を、身体をどうつくるかということ。
そして、日本の持続可能性を考えたときに農業の多面的な価値を改めて見つめ、生物多様性、経済性、
環境性など様々な切り口で考えていなければいけない。
危機意識が高まるとともに、農業はいままで体験程度にしかやったことがないぶん、知識が乏しい。
だからこそ、より多くの方とこれからの食や農業についてどのように考えていくか語らい、考えて
いきたいと思いました。
ぜひ、農業をしていらっしゃるみなさん、教えてください。




