【政策勉強会開催】

2023年11月06日

地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりについて

国土交通省 観光庁 観光政策調整官 星様をお招きし、地方における高付加価値な
インバウンド観光地づくりについて勉強会を開催しました。

国の示す観光の意義と戦略について、話を伺いました。

定住人口が1人あたりの年間消費額は、130万円。
人口減少社会において、定住人口1減を経済的な観点から補おうとしたところ、
外国人旅行者8人分or国内宿泊旅行者23人分or国内日帰り旅行者75人分になります。

そういった中で、1世代前には当たり前だった団体旅行が減少し、一人旅が増加しています。
大浴場、宴会施設の団体向け施設から、少人数・個人旅行のニーズに適応した施設やサービスへの
転換が迫られているという大きなトレンド。

そういった中で、島根は世界的・普遍的な価値を持つ地域であり、
SDGsを超える究極の持続可能性を表すシステムを残すポテンシャルしかない地域だという
力強い説明がありました。

そして、経済史、人口史の観点から地域をみると、明治13年には全国で12番目の都市であったこと。

そういった中で、ここでしかない、ここでしか体験できない魅力を研ぎ澄まし、ウリ(滞在価値)、
ヒト(ガイド、ホスピタリティ)、ヤド(宿泊施設)、コネ(情報発信、ネットワーク)、
アシ(地域交通)を一体的に整備し、デザインし、訴求していくことの重要性を学びました。

島根県は、観光庁が示す地方における高付加価値なインバウンド観光地域づくりのモデル地域に
全国11地域の一つに選ばれ、ここから本格的に取り組みがはじまっていきます。

我々もここからと官民連携の取り組みにできるように役割を果たしていきたいと思いました。

本政策勉強会は、野津議員(@naotsugunotsu )が企画しました。

学びを島根県の政策にも反映させていきます。