■神西湖の現状としじみ漁

2023年05月28日

きのうは朝早くに神西湖へ向かい、約3時間しじみ漁をお手伝いしながら、お話を伺いました。

ヘドロによる水質汚染の影響で、しじみの漁獲量が減少している背景にはどういった要因があるのかを中心に、
しじみのとり方、しじみの発育の話、販路や流通の話、漁業権の習得プロセス、漁師の生活リズム、
しじみ漁の歴史など多岐にわたって気になることをすべて教えていただきました。

しじみの漁獲量の減少の1番の要因は、湖底にヘドロの堆積によりしじみが呼吸できなくなり死んでしまうこと。

このヘドロが湖底に広がり、しじみの生息できる場所が年々減ってきているとのこと。

そこには、ここ数年の自然災害による土砂の流出による湖底の環境変化、近隣の下水処理の話、
神西湖の河下への河口の狭さから循環しづらいことなど、ヘドロが溜まる原因も教えていただきました。

島根県としてできることはもちろんあるのですが、まずはこの課題の構造を一人ひとりに
知っていただければと思いました。

県や市など行政でないとできないこともあれば、
私たち一人ひとりの生活レベルでできることもたくさんあります。

これからしっかり学び、私の立場でこの課題に向き合っていければとおもいます。

最後になりましたが、しじみ漁はかなりの重労働で漁師の皆さんに心からリスペクトの気持ちです。

ありがとうございました!